AROS -- AmigaOS互換OS

(2006.7.18)

(2014.6更新)

AROSは、AmigaOS 3.1とAPI互換のデスクトップOS。ただし、もとのAmigaOS 3.1は68000 (68k) CPU上で動いていたので、当時のバイナリがそのまま動くわけではない。

当時のソースコードをAROS上で再コンパイルすれば動く、のかも?

単に当時のバイナリを動かしたいのなら, AROSではなく, WinUAE <http://www.winuae.net/> や, FS-UAE Amiga Emulator <https://fs-uae.net/> を使うことになる。

AROSに話を戻す。

AROS は, Linux に似て, カーネルのAROS と, いくつかのディストリビューションとに, プロジェクトが分かれている。

AROS Research Operating System カーネル
AROS Research Operating System
  • デスクトップOS
  • 32bit
  • バイナリはELFフォーマット
  • APIは AmigaOS 3.1 互換.

2006年ごろは、次のような画面だった;

(クリックすると拡大します。)

各種アプリケーションなどを追加して、実用レベルで使えるようにしたディストリビューションは, 2016年11月現在, Icaros Desktop と AROS Broadway の二つがある。

icaros desktopには、Amigaのバイナリエミュレータも付属している。

インストールすると, 画面下にdockがあり, アイコンなども立体的になって, モダンな感じに変貌している。

メディアプレイヤーで動画を再生することもできる。

インストール

別ページに分けた。

AROS (Icaros Desktop) のインストール

画面

Webブラウザも搭載している。

Yahoo! Japanを表示させてみた。日本語はまだ対応していないのか, 設定の問題なのかは追いきれていないが, とにかく初期設定のままでは文字化けした。

動かしてみると、びっくりするほど軽い。

一方で、フォントの問題や、そのほか諸々のアプリケーションが足らなくて、実用には随分遠い。