(2008.11.13 ページを分割。)
Linux の gcc には Objective-C のライブラリは含まれないので、別途用意しなければなりません。Objective-C 用でもっともメジャーなのはGNUstepです。
GNUstep には、基礎となるライブラリとGUIライブラリが含まれます。
(2008.9.21 更新。)
GNUstep Startup パッケージに基本的なライブラリなどが含まれています。2008.9現在、最新版は、GNUstep Startup 0.20.0 で、以下のライブラリなどからなります。
Fedora 9 Linuxには、gnustep-makeのみがrpmパッケージとして提供されています。また、ffcall / libffiのいずれかが必要です。libffiのほうが新しいようです。
(2015.9) Fedora 22 Linux には, gnustep-make, gnustep-base-{devel, libs}, gnustep-gui, gnustep-gui-{devel, libs} パッケージが用意されています。
gorm もパッケージが用意されている。
gnustep-gui-devel, gnustep-gui, gnustep-examples を yum でインストールする。
gcc-objc++, gorm も yum install でOK.
ProjectCenter はパッケージがないので、自分で tarballを取ってきて, make && make install.
(2015.9 ここまで)
yumコマンド(またはyumex)でインストールします。
# yum install gnustep-make libffi-devel
startupは使わずに、base以下3つをダウンロードします。あとは順にコンパイル & インストールしていきます。
Fedora 9 Linuxのlibffiがどうも変なところにインストールされるので、baseはconfigureで場所を指定します。
$ ./configure --with-ffi-include=/usr/lib/libffi-3.0.5/include/
開発用のヘッダファイルは /usr/include/gnu-gnu-gnu 以下にインストールされます。
libgnustep-base.so がこれまた変なところにインストールされるので、/etc/ld.so.confに追加します。
# echo /usr/lib/ix86/linux-gnu/gnu-gnu-gnu/ >> /etc/ld.so.conf # /sbin/ldconfig
gnustep-gui と gnustep-back は configure && make で問題ありません。
インターフェイスビルダ。
事前にGNUstep環境を整えます。GNUstep.sh を実行します。
$ . /usr/lib/GNUstep/Makefiles/GNUstep.sh
いきなりmakeでコンパイルします。
$ make $ su # make install
Gorm で起動します。
X-Windows error - BadMatch エラーが発生し、ウィンドウが開かないことがあります。そのときは、XLIB_SKIP_ARGB_VISUALS 環境変数をtrue にします。
XLIB_SKIP_ARGB_VISUALS 環境変数はXウィンドウサーバの動作を変更するフラグです。5. Miscellaneous