nicoconf


nicoconfコマンドは,入力サーバーnicolatterの動作を設定します。

キー配列

キー配列タブ

このタブでは,変換サーバーの選択と,キー配列の選択をします。
項目 説明
変換サーバー かな漢字変換サーバーをWnnまたはCannaから選択します。Cannaを選択すると,かなキー,変換キーなどの制御キーについてはkeyconfでの設定ではなく,Cannaの設定がそのまま使われます。
項目 説明
図形キーを置き換える かな配列のときはここをチェックし,図形キーを置き換えます。ローマ字かなのときはチェックしません。
定義ファイル キー配列の定義ファイルを指定します。変換サーバーがCannaの場合は,このファイルの制御キーの設定が無視されます。また,「図形キーを置き換える」のチェックが入っていないときは,図形キーの設定が無視されます。
仮名キー 英数モードから日本語モードへ移るキーを決めます。なお,日本語モードから英数モードへ移るキーは,キー配列定義ファイルで指定します(変換サーバーがWnnの場合)。
シフト方式 図形キーのシフト側の文字をどのようにして入力するかを決めます。同時押下は[Shift]キーを押しながら図形キーを打ちます。プレフィックスは[Shift]キーを打ち,その後図形キーを打ちます。同時打鍵は,親指キー(後述)と図形キーとをおおむね同時に打ちます。NICOLA配列では同時打鍵を選択します。
親指キー シフト方式が同時打鍵の場合に,図形キーのシフト側の文字を選択するためのキーを決めます。[B]キーの手前のキーを左,[N]キーの手前のキーを右にします。通常は[スペース]バーと[変換]キーになります。*1

*1 [変換]キーなどが正常に検出できない場合があります。この場合は/etc/X11/XF86Configファイルを確認してください。キーボード設定の部分を次のように書き換えます。

# XkbDisable
   XkbSymbols      "jp(jp106)"
   XkbGeometry     "pc"
   XkbRules        "xfree86"
   XkbModel        "jp106"
   XkbLayout       "jp"
端的には,XkbDisableをコメントアウトします。

ローマ字変換

ローマ字変換タブ
項目 説明
ローマ字変換する ローマ字変換を行うときにチェックします(変換サーバーがWnnの場合)。Cannaでは常にCannaのローマ字表で変換されます。
定義ファイル ローマ字定義ファイルを選択します。
大文字・小文字を区別する ローマ字定義の大文字・小文字を区別するときにチェックします。例えば'ha'と'Ha'とを区別したい場合です。

表示

表示タブ

このタブでは,フォント,色などを設定します。
項目 説明
編集行 未確定文字のフォントを選択します
ステータス行 現在のモードなどを表示する部分のフォントを選択します